開発のきっかけ
私たちは「世界から よい歯科器具をお手元に」を理念に約19年間、ドイツMK-dent社製タービンハンドピースやギヤードハンドピースの販売・修理、デンマークCMS社製FlashMaxや韓国Maxdental社製ノブレスなど超強力光重合照射器、ドイツdoctorseyes社製リングライトやウルトラブライトミラーなどの製品のほか、歯科用ピンカッター等のインスツルメント類の研磨再生のサービスをおこなっておりました。
研磨には専門の技術・経験が必要なため、誰にでも依頼できるというものではありません。
そのため、堺の包丁職人さんなどに研磨をお願いしに行ってきましたが、それにも限界を感じるようになってきていました。
なぜなら、日本には歯科器具の研磨をおこなえるメーカーは数社しか残っていないからです。
また、ピンカッターなどの精密機器を研ぐことができる職人も高齢化が進んでおり、技術を継承する若者の職人の育成もほとんどおこなえていない状態です。
高価な医療器具を使えなくなる度に新品に買い換えていれば、費用の負担も大きくなり経営にも影響してきます。
少しの手間を加えるだけで新品のような切れ味に戻るにも関わらず、その器具を捨てざるを得ない状況になってしまうのは資源の有効活用・環境の面からも好ましくないと感じておりました。
私は若い頃からモノづくりが得意で、かつてはヤマハ発動機で大型漁船や官庁の特需亭の設計チームに在籍。また、CADやCAMなどのソフトウェア開発にかかわったこともあり、2001年に有限会社デンタルテクニカを設立してからも、修理工程の管理システムや輸入器具の耐久テストを実施するマイコンを使用したロボットなどを開発してきました。
- 40年以上、モノづくりに携わった知識・経験
- 25年以上、世界の歯科器具を取り扱った知識・経験
私がこれまで携わってきたこれらの知識・経験を活用し、歯科器具の研磨サービスを提供することができるようになれば、歯科医院様のコスト削減に貢献することができます。また、資源のリユースにも繋げることができますので、地球環境への負担軽減できると考え、独自の研磨マシンを設計・開発するに至りました。
このマシンにより、職人の経験に頼らなくても鋭く正確な刃を研ぐことができるようになりました。
ぜひ当社の研磨サービスをご利用いただき、日頃の診療で気持ちのよい切れ味をお楽しみください。